掲載:日本経済新聞(2010/06/05)
北海道が道産の食品を対象に作成した輸出用シンボルマークについて中国、香港、台湾へ商標登録出願をしたというニュースである。
今回、北海道が3つの国・地域に向け出願したマークは、北海道で生産された農林水産物や、 北海道内で製造又は加工された加工食品等に限って使用され、「北海道ブランド」を識別する事ができるという。 似たようなものとして、フランスのAOC(原産地統制呼称)にならった長野県の「長野県原産地呼称管理制度」、 佐賀県の「佐賀県原産地呼称管理制度」があるが、今回のマークは日本でのブランド力向上を主とした二つとは異なり、 メインターゲットを海外とした新しい試みといえるだろう。